目次
ジャイアントパンダの寿命
15~20年(野生)
20~30年(飼育下)
長寿情報
・38歳 (香港・オーシャンパーク「佳佳(ジアジア)」♀ ギネス記録)
・37歳 (中国 海峡パンダ研究センター「巴斯(パス)」♀)
・36歳(中国桂林動物園「美美(メイメイ)」)
・34歳(中国・パンダ保護研究センター「蘇蘇(スス)」♀)
・31歳(中国四川省「パンパン」♂)
・22歳7ヶ月(上野動物園「リンリン」)
ジャイアントパンダの生態&雑学
パンダの別名
白と黒とにくっきりわかれた模様が可愛いジャイアントパンダ。その特徴的な模様からシロクログマ、イロワケグマの別名も持っています。
ですが、最近ではこの名前で呼ばれることはほとんどないですね。
というよりも「イロワケグマ」なんて言われても、あぁ、パンダのことね、と思える人はかなりの少数派のはず。シロクログマなギリギリセーフ!?
中国語では大熊猫と書いて、シュンマオと読みます。
野生のパンダの数
1970年代には生息数が約1000頭にまで減ってしまったパンダ。その後の中国政府の保護活動などにより、2003年にはその個体数が約1600頭に。さらには2015年の中国政府発表では1864頭にまでに回復していることが明らかにされました。
これにより、IUCNのレッドリストでも絶滅危惧IB類(絶滅のおそれが高い種)だったのが、1段下がって絶滅危惧II類(絶滅のおそれがある種)へと分類が変更されました。
パンダの赤ちゃん
生まれたばかりのパンダの赤ちゃんはとても小さく、その重さはわずか100~200グラム。
白黒模様も何もない肌色の状態で、パンダとは似ても似つかない見た目です。生後1週間ほどで毛が生えてくるのにあわせて、白黒模様もうっすらと現れてきます。パンダ特有のはっきりとした白黒になるには、生まれてから1か月程度かかります。
パンダは冬眠しない
パンダもクマの仲間なのですが、他のクマたちと違って冬眠をしません。
主食である笹や竹が冬場も枯れることなく生えているため、エサに困らないから冬眠の必要がないと言われています。
日本のパンダはレンタル
上野動物園をはじめとする日本の動物園にいるパンダはすべてレンタル、つまり中国からの借りものです。
上野動物園のパンダは10年間契約で、年間レンタル料が95万ドル(1億円前後)とかなり高額なことでも話題となりました。
和歌山アドベンチャーワールドでは、たびたびパンダの赤ちゃんが誕生して話題になりますが、このパンダの所有権も実は中国にあります。
日本で生まれたのだから日本のパンダ。
と思いがち(というか思いたいところ)なんですが、中国から要請があれば、日本生まれの子パンダたちも中国へ返さなければならないのです。
ジャイアントパンダの基本データ
目 – 科
食肉目 – クマ科(ジャイアントパンダ科)
学名
Ailuropoda melanoleuca
英語名
Giant Panda
体長
1.2~1.5メートル
生息地
中国西部
希少種(レッドリスト)
絶滅危惧II類(VU)
(IUCN Red List 2016)
ワシントン条約
附属書I