シロサイの寿命
約45~50年
長寿情報
・53歳(ドイツSerenget Park zoo「Charly」)
・47歳(八木山動物公園「シンシア」ミナミシロサイ♀)
・45歳(福岡市動物園「ロック」ミナミシロサイ♂)
・41歳(王子動物園「ナナコ」ミナミシロサイ)
・39歳(上野動物園「ガンコ」ミナミシロサイ)
シロサイの生態&雑学
名前の由来
シロサイの口の幅が広いことをさして「ワイド(wide)」と言っていたものが誤って「ホワイト(white)」になり、そのままシロサイと呼ばれるようになりました。
体の色が白いからシロサイの名前がつけられているわけではないのですが、シロサイとは別にクロサイという種類のサイがいるので、白いからシロサイ、黒いからクロサイと思い込んでしまう人も多いようです。
ちなみに、クロサイも黒いからクロサイと名付けられたわけではなく、もう一方のサイが「シロサイ」という名前なら、こっちは白黒の黒でいいよね、という単純な理由で「クロサイ」と名付けられんだそうです。
そ、そんなことでいいのか?
と思いたくなるくらい適当な理由ですよね。
口の形
クロサイは上向きの尖った唇をしているのに対し、シロサイは横に幅の広い角張った唇をしています。
この口の形の違いは、エサの違いによるもので、クロサイは樹木の葉や小枝などを尖った口でつまむようにして食べますが、シロサイは口を地面に這わせるようにして草を食べるため、このような形になりました。
サイの角
サイの角は生えかわることなく、毎年8センチメートルずつ伸び、最長で1.5メートルになるとされています。
このツノは、皮膚が角質化して出来たもので、髪の毛や爪に近いものです。なので「サイのツノは毛束が集まったもの」というような説明も時々見かけることがあります。
毛束というとどうしても柔らかいものをイメージしてしまいますが、サイのツノは角質化しているので、もちろん柔らかいなどということはありません。
シロサイの亜種
別の種類に分けるほどの違いではないけれど、全く同じというには少し無理がある場合に亜種として分類されます。
シロサイにはキタシロサイとミナミシロサイの2亜種がいます。
キタシロサイは内戦などにより保護活動ができず、ほぼ絶滅状態になっています。
基本データ
目 – 科
奇蹄目 – サイ科
学名
Ceratotherium simum
英語名
White rhinoceros
漢字
シロサイ:白犀
体長
3.4~4メートル
生息地
アフリカ大陸
希少種(レッドリスト)
準絶滅危惧種(NT)
(IUCN Red List Ver.2014.1)
ワシントン条約
附属書I