目次
オランウータンの寿命
40年(野生)
50年(飼育下)
出典:Phoenix Zoo(pdf)
長寿情報
・推定62歳(多摩動物公園「ジプシー」♀ ボルネオオランウータン)
・推定 59歳4ヶ月(多摩動物公園「モリー」)
・推定 49歳(平川動物公園「エミ」)
オランウータンの生態&雑学
オランウータンは2種類
オランウータンはアジアに生息する唯一の大型のヒト科の動物です。
長いこと「オランウータン」1種類として分類されていましたが、現在ではボルネオ島に生息するものをボルネオオランウータン、スマトラ島に生息しているものをスマトラオランウータンとして、2種に分類しています。
絶滅の危機にあるオランウータン
森林伐採、密猟、地球温暖化などによって、オランウータンの数は、過去100年間に約80パーセント減少したと言われています。
ボルネオオランウータンは約5~6万頭、スマトラオランウータンは約5000頭しかいないとされています。
オスの顔のでっぱり(フランジ)
大人のオスとメスでは見た目が大きく異なり、オスは頬部分のひだが発達して、迫力のある独特の顔立ちになります。この頬のひだを「フランジ」と呼びます。
フランジは強い大人のオスにだけできるもので、ひだを持つオスを「フランジ雄」と呼びます。
反対に弱いオスにはひだがないので「アンフランジ雄」と呼びます。
生活は木の上
ほぼ完全な樹上生活です。もっとも樹上性の高い類人猿と言われており、大人のオス以外は地上に降りることはほとんどありません。
めったに地上に降りて来ないために、観察が難しく、生態も謎の部分が多く残されています。
森の人
オランウータンはマレー語で「森の人」という意味です。
オランウータンの基本情報
目 – 科
霊長目 – ヒト科
学名
Pongo abelii(スマトラオランウータン)
Pongo pygmaeus(ボルネオオランウータン)
英語名
Orang-utan
体長
1.2~1.7メートル
希少種(レッドリスト)
絶滅危惧IB類(EN)
(IUCN Red List Ver.2014.1)
ワシントン条約
附属書I